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THE VICINITY OF IZUMO

2022年2月26日土曜日

音のフラット化

久々にオーディオのハナシ。元々ソニー、ハーベス、アルテックと3組あったスピーカーを1組減らしてステレオ部屋をスッキリさせたのは昨年秋のこと、現在ここで使っているのはソニーとアルテックです。ホントはハーベスを残すつもりでしたが、見た目はアルテックの方が良いのでこっちにしました。見た目だけでお気に入りの方を外してしまうなんて、なんてワタクシ男気があるんでしょう(あ~面倒クサイ奴)。ところでずいぶん前の日記に音のフラット化について書きましたが、(その時の内容はこちら)今回はそのやり方について紹介します。

使うのは10年以上前に買ったベリンガーのデジタルイコライザーDEQ2496、今では値段が倍ぐらいになりました。これは業務用で設定が少々難解ですが、大阪での学生時代にPA会社でアルバイトしていたこともあるので大丈夫。まずこれに測定用のマイクを接続し、出力側にはアンプ経由で普段使うスピーカーをつなぎます。そしてあれこれ設定してから測定を開始し、スピーカーからの音が「ザー」から「シャー」に変わったらフラット化補正終了、データを記憶させたらそのまま音楽を聴けます。ただワタシは測定後にこのデジタルイコライザーを外すので、補正データをPCオーディオ用のイコライザーソフト「イコライザーAPO」に手入力しています。

音場のフラット化にデジタルイコライザーを使うやり方には賛否両論あるけれど、部屋のあちこちに吸音材を置いたりスピーカーの位置を微調整したりは金銭的にも労力的にも大変なのでワタシはこの方法で〇、部屋の反響や定在波でボアボアになる低域の音が締まってスッキリするのでスピーカーの個性もそのまま生きてくるうえ多少音量を上げても破綻しません。そしてフラット化したデータを基にして、更に自分好みの音になるよう追い込んで行くのも面白いです。

最後に普段PCオーディオを楽しんでいて自分もフラット化してみたいという方は、一声かけてもらえれば機材一式持って伺いますよ。料金はエアコンのガスチャージと同じく夏ならガリガリ君1本、冬ならホットコーヒー一杯で十分です。

スッキリしたステレオ部屋。

補正後のデータ画面、ちょっと見えませんね。