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THE VICINITY OF IZUMO

2019年7月27日土曜日

爆速パソコン2

いやあ梅雨も明けて一気に夏が来たって感じですね。昨晩は職場の飲み会で、ちょっと飲みすぎたため午前中はイマイチ調子が出ませんでした。ところで今回は前回の続きで冷却ファンの異常回転を修理するためパソコンを分解するところからです。今時ポンとその場で底ブタが取れるパソコンもありますが、こいつは底ブタのネジを取っただけでは外れてくれません、当時のフラッグシップモデルは面倒くささもフラッグシップです。

ネットでの情報も何も無いままそれでも頑張って、ゴージャスなボタンのパネルを外し、キーボードを外し、ディスプレイのヒンジ部分を外し、ヒョロヒョロとしたコードやワタシの嫌いなフイルム配線を外してやっと底ブタが取れ、おまけにマザーボードまで単体で取れました。そして分解中に「機能しないゴージャスなショートカットボタン」からのフイルム配線がコネクタから外れてプラプラしているのを発見「あっこれが原因だ~、クッソ~メインメモリーまで抜いてしまう中古パソコン屋め~」って思いましたが、一応タッチパッドの修理を試みたのかもってことで許します。この配線は後で組み付けるときに繋いでおきましょう。


やっと外れた底ブタ、ここまで長かった。


パソコンの上半分、ここまでしないと底蓋が外れません。


例のゴージャスなやつとキーボード。


外した冷却ファン、ホントは今後を考えて新品に交換したいけれど今回はこのまま。


案の定CPUの熱伝導を高めるシリコングリスは劣化してカピカピです。これではCPUもあっという間に「燃えて身を焼く桜島」で、多分これが冷却ファン超高速回転の原因でしょう。


竹串と刷毛とエアダスターを使って古いグリスを取り、ピカピカになったCPU。


アンプ修理用に持っていた新しいシリコングリスを薄く塗りつけます。


CPUにあたるヒートシンクもキレイにしました。ついでにマザーボードを含め内部全体を清掃。


バイオスデータ保持用の丸いボタン電池、これも新品に替えたいけれど今回はこのまま。


そして組み立ててスイッチON、するといきなりブーピーという警告音、画面を見るとクーリングファンエラーみたいなことが英語で表示されています。あちゃ~、ワタクシ冷却ファンの電源コネクタをつなげるのを忘れてました、面倒だけど2度目の全バラです。そして再び組み立ててスイッチをいれたところ、おっ、ちゃんと起動するじゃないか!!ワタシが行う分解修理の復旧率はだいたい半々なんだけど今回は成功して良かったです。そして外した数十本のネジのうち無くなったのはたった?1本だけ、そりゃあ安物シャギーカーペットの上での作業なんで無くなりもしますワ。しばらくは一本ネジ無しで使い、そのうち足の裏にチカッとくればそれがそのネジなのでその時に付けましょう。そしてちゃんとゴージャスボタンも作動し、赤いパソコンに似合わない色で光っています。肝心の冷却ファンはというと起動して3分後ぐらいに「フィ~ン」と回り出しましたが、あきらかに低回転で分解前に比べるとはるかに静かです。さすがにこれを全く回さないというのは無理ですが、それでもCPUがあまり過熱しないようにコントロールパネルの電源詳細設定からCPUの最大稼働率を30%ほど下げておきました。i5、それでも十分速い。


壁紙をウインドウズ7のちょっとイカスやつに変えました。

冷却空気の吸い込み口が少ないため、メインメモリーのフタも外しました。メインメモリーもさぞかし涼しいことでしょう。


これで爆速化は終わりですが、ウインドウズ7のサポートが終わるということで10にバージョンアップしました。ワタクシ10より7の方が好きで、サポートが終わると言ってもそれなりの対処法もあるんですが、10もこのパソコンのスッペクならそんなに重くはならないと思うし、無償でバージョンアップできるのならやっときましょう。




10への無償バージョンアップは「過去に一回でも10にバージョンアップしたことがあるパソコンの再バージョンアップのみ対象」という情報はウソで、ウインドウズ7や8なら今でも問題なくバージョンアップでき、もちろん初めてのバージョンアップでも大丈夫です。バージョンアップ後確認すると、ちゃんと「デジタルライセンスによって認証されています」てなってました。そういやバージョンアップ完了時に夜中だろうがなんだろうが「こんにちは!!コルタナと申します!!」って爆音で叫ぶコルタナ嬢、すぐに静かにしてもらうため今か今かと待ち構えていましたが、なぜかコルタナ嬢は一言もしゃべらず。ウワサによるとマイクロソフト側でコルタナ嬢を黙らせたとのことです。なんか逆に寂しい・・。


壁紙をウインドウズ10のちょっと好みなのに変えました。


バージョンアップしたウインドウズ10もサクサク軽快に動き、これでまた当分使えそうです。以上で中古パソコンを爆速にしたハナシは終わりです。2回にわたって最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。

2019年7月21日日曜日

爆速パソコン1

またまたキカイ系のハナシで恐縮ですが、今回はヤフオクで落札した中古パソコンに手を加えて爆速マシンにしたハナシ。特設コーナーも考えましたがたいした内容でも無いのでここ(日記)で紹介します。ちょっと長文ですが、こういうことに興味のある方はどうぞご覧下さい。画像も少しだけ大き目にしました。

そもそもは今自宅でメインに使っているノートパソコンの動作が重すぎるのが問題。リカバリーしてもしばらくするとまた激重に、重いのはワタシの体重だけで十分です。ただもともとの性能が低いのでHDD(ハードディスクドライブ)をSSD(ソリッドステートドライブ)に換装してもあまり速さに期待はできないし、他にもモバイル用と先日SSDに換装したフライトシミュレータ用のパソコンもあるけれど普段使いにはいささか向いていないのです。とはいっても新品のパソコンをポンポン買えるワケでも無いので、速いCPUを積んだ中古のパソコンをヤフオクで探すことにしました。

そして見つけたのがショップからの出品でタッチパッド不良という訳あり品、値引き設定もあったので500円だけ「まけて」もらい即決しました。数日後に届いたのをみるとヤフオクでの画像と違ってまあキタナイ、こりゃゴミをつかまされたと焦りましたが丁寧に汚れを拭き取ってみるとキズも殆ど無く結構キレイでキーボードのテカリや文字消えもありません。タッチパッドは確かに動きが怪しいけれどマウスしか使わないので全然問題無し、ただショップなのに何で発送前に綺麗にしないんだろうかって思います。まあいい加減に掃除して逆に傷とか入れられるよりはマシかも、それでも説明どおり黒くてちっこい綺麗なマウスは付いてきました。でもこのマウスは使わない。



今まで持ったことのないカラーリングということで選んだのは赤、たまたま赤いマウスを持っているというのも理由のひとつです。ただこんなのジョイフルに持って行ったらそら目立ちますワ。


それではネットで調べたこのパソコンの内訳を。数年前に発売されたこれは富士通のフラッグシップモデルで当時の定価は15万円、OSはウインドウズ7でディスプレイは15.6インチ、そして肝心のCPUはというとなんとインテルの「コアi5」。最新世代では無いにせよi5はi5、現在ワタシの所有する中では一番速いCPUです。関係ないけどセガレのノートパソコンは「コアi7」なんて贅沢な・・。その他メインメモリーは4ギガ搭載・・のハズが届いたやつは2ギガ搭載、そういやあヤフオクの商品説明で「1,000円追加で4ギガにします」って書いてあったよなあ。もともと2枚積んであるメインメモリーを1枚抜いて追加の設定にするなんて、中古パソコン屋ってなんて狡猾な商売をするんだって思いますワ。あとUSB3.0にHDMI、カードリーダー、DVDマルチドライブ、Wifi対応と当時のフル装備です。




さっそく電源を入れると普通に起動しました。ディスプレイもムラなどなく綺麗です。ただHDDのうえにメインメモリーも2ギガしか無いので遅いこと遅いこと、何がi5だよって感じです。一応工場出荷状態に戻してあったのですがメインメモリーも追加したいためリカバリー領域から64ビット版のウィンドウズ7を再インストールしました。その後SSD導入のためリカバリーディスクを作ろうとしましたが、ここは小梅太夫風に「な~ぜ~か~途~中で~止まってしま~って~、DVDを~6枚ぐらいムダに~しま~した~、チクショ~」ということで作成を断念。

さて、ここから「無駄遣い爆速化計画」のスタート、といってもやることは2つだけで、アマゾンで240ギガのSSDとメモリー2枚セット8ギガ分を「えいっ」(この「えいっ」は購入ボタンをクリックする時の気合いです)と購入。これら両方合わせて6,000円ちょっとで、ついにパソコン本体の落札価格を上回ってしまいましたがこれは想定内です。ただリカバリーディスクが作れなかったのでSSD化できないじゃないかってことになりますがあきらめるのはまだ早い、そしてやったのがこれだっ!


ジャ~ン!!砂漠に雪が降ろうが北極にヤシの木が生えようがHDDなどの中身を完全にコピーしてくれるストレージクローン化マシン、その名も「デュプリケーター」。これもアマゾンで3,300円ほどで、ついに追加費用が大台に乗りました。まあこのマシンは今後もいろいろと使えるのであくまで「投資」って自分に言い聞かせます。


そして全てのセッティングが終わり再び起動すると「ウインドウズを起動しています」画面から初期画面でWifiが繋がるまで13秒ちょうど、ホントこの爆速はクセになりますね。ウインドウズ95とかの時代で初期画面が落ち着くまで2~3分ぐらいかかっていた頃を思うと雲泥の差です。そういやスイッチONでパッと点くワープロ専用機全盛の頃にパソコンを買った人の中には「起動がこんなんならパソコンなんか買わな良かったワ」って人がいました。

ところで、ここまでやっていろいろと問題も発覚。一つ目は、ディスプレイとキーボードの間に並んでいるゴージャスなショートカットボタンが全く機能しない。そして二つ目は、起動してすぐに冷却ファンが回り出しますがこの回転が尋常じゃ無い、最初は「さすがi5、速いだけあって発熱も凄いんだな」って思ってましたが、ネットに接続しただけで「フィ~~~ン」って最高速度で狂ったように回ります。もうパソコンの爆速はいいけれど冷却ファンの爆速は大問題で、これじゃうるさくてまともに使えません。ってことで問題をはらんだまま今回はここまで、次回はこのパソコンを修理のため分解したハナシを書きたいと思います。

2019年7月18日木曜日

会合出席

今日は良く降りましたね、明日も一日雨みたいです。ところで技術校は校長不在のため代わりにワタシが各業界の会合やら総会やらに出席していますが、急に挨拶を求められたりしてなかなかスリリングな時間を味わっています。ところで昨日も某交通安全関連の協会から今月末に開かれる総会の案内が届きました。

まあたまに黄信号で突っ込むワタシも一応職場の安全運転管理者なので元々ワタシが出るべき総会だとは思うのですが驚くべきはそのスケジュール、開始11時、終了11時45分でおまけに弁当付きです。ハ~これは実質弁当をよばれに行くだけみたいなもんで、こういった「うまいハナシ」の会合ならワタクシ毎日でもOKです。ただひょっとして実は午後11時45分に終了とかの何か裏があるかもしれないので、そこは心して出席したいと思います。(ホントは裏なんか無いと思います)

コスモスで98円の大玉メロン、これも「うまいハナシ」。

2019年7月14日日曜日

古いものでは・・・

最近キカイ物のネタが続いているけれど今日もそんなハナシ。以前ワタシのスマホが古すぎてポケモンGOが起動しなくなったことを書きました。その時は運営側がデータを修正してくれたので再び使えるようになりましたが、先日正式に「今後はアンドロイドのバージョン4には対応しません」という通知が届きました。ああ、また現代社会から古い物が淘汰されていく現実に直面です。

同じようなハナシで今度はパソコン。自宅には数台のノートパソコンがありますが、一番古いやつはOSがウインドウズXP。デスクトップパソコンの自作に狂っていた頃はウインドウズMEを使っていてよくフリーズしたもんで、XPが出たときは「フリーズしないXPスゲー」って感動しました。あれから早や20年、パソコンもどんどん進化し、当時結構な値段だったウインドウズXPのノートパソコンもハード的に今では使いようがありません。

ところがそこへ救世主が登場、グーグルが無料で提供する「クロームOS」は大変動作が軽く、XP時代のパソコンでも十分に動くというんです。ホホーってことでさっそくダウンロードしてUSBメモリーに入れ、XP時代のノートパソコンにインストールしようとしましたが・・・なんとバイオス(パソコンの基本をつかさどるプログラム)が古すぎてUSBメモリーから起動できない、ならDVDでってことになるけれどブルーレイじゃないと容量が足りず、そもそも古いノートパソコンにブルーレイなんて内蔵してないし外付けのブルーレイもNGです。「ああ、案外使えそうでも極端に古いものってやっぱりダメなのね・・」って何となくワタシ自身と重ね合わせ、ハラハラと涙するのでした。(涙はウソ)

ってところにまたまた救世主が、今度は「リナックスビーン」という無料OSです。何とこれはCDからインストールでき、これまた動作が軽いというシロモノ。さっそくこれをインストールしたら・・・おお、サクサク動くじゃないか!リナックス専用のMSオフィス互換ソフトもホント軽快に動いてくれました。さっそくインターネットブラウザをインストールしてネットに繋いだところGメールでもヤフオクでも問題なく閲覧できます。すっかり気を良くしたところで今度はユーチューブを見てみましたが・・・カクカクして見られたもんじゃ無い・・・。これはパソコンとOSとの相性とかじゃ無く、やっぱりパソコンが古すぎて今時の動画データを処理しきれてないってことみたい。「ああ、案外使えそうでも極端に古いものってやっぱりダメなのね・・」って何となくワタシ自身と重ね合わせ、再びハラハラと涙するのでした。(涙はウソ)

当時作った爆速デスクトップ、今では・・

2019年7月7日日曜日

キハ82

5月のことだけど、自宅にHOゲージの「キハ82」が届いてびっくり。キハ82はすでに廃盤で新品の販売価格は定価の3倍くらいになっていましたが、半年以上前に再販が決まったのでその時予約しておいたのをすっかり忘れていました。(HOゲージは今年1月25日、キハ82(特急まつかぜ)は昨年5月12日の日記をご参照ください)

ワタクシ鉄道模型が好きでジーゼル機関車と貨車を数両持っていますが、いつかキハ82を手に入れたらこの収集も完結しようと考えていました。ただキハ82には同封の後付けパーツが結構あり、それを全部取り付けてやっと完成です。ところがワタシのケチイ根性がまたまた発動してしまって「ここでパーツを付けたらただの中古品だけど何もしないなら新品のまま。これを慎重にレールに乗せて写真だけ撮ったら箱に収めて時たま眺め、一応手に入れたということで将来的には定価スタートでヤフオクに出そう」っていうことにしました。これもいずれは廃盤になってプレミアが付くと思われますが、定価スタートってところがワタシの良心です。(自分で言っちゃダメ)

で、ここからは無駄遣いの言い訳がましいことを書きますが、ワタシのヤフオク運用について。落札したカメラやオーディオなどで気に入ったものや珍しいものは取っておき、ひととおり使って納得した物は再び出品するってやり方をしています。そして出品ではワタシが落札した時よりはるかに高値がつくこともたまにあり、そうで無くてもほぼトントン。やはりポイントは丁寧な清掃と写真の撮り方と大袈裟に書かない説明文、あと重要なのは出品のタイミングですね。一度など古いオープンリールデッキ(オーディオ用のテープレコーダー)のジャンク品を格安で落札し、案の定修理に失敗したため各パーツに分けたうえで清掃して出品したところ、テープを直接読み取るヘッドユニットだけで落札価格以上の価格がつきました。

迫力のHOゲージ、「まつかぜ」のヘッドマークを付けたいなあ。