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THE VICINITY OF IZUMO

2021年5月9日日曜日

インチキシリーズ その2

一応ライカのレンズを積んでいるパナソニックのデジカメに、ライカのロゴエンブレムを貼って「インチキライカ」に仕立てたことがあったけれど(2017年11月3日の日記をご覧ください)第2弾はレコードから音を拾うカートリッジです。

シュアのカートリッジ「M44G」、安いうえに迫力ある図太い音が好みで学生時代から使っていますがこれがどっかへいっちゃって・・今あるのは数年前に買った2個目のやつでカートリッジ正面にあった「カモメマーク」が無くなりましたが、巷ではカモメ付きの方が音が良いと言われています。当然経年劣化はあるのでこの情報は何とも言えませんが、ワタシはただ懐かしいという理由だけでこのカモメマークを再現してみました。

そしてさっそく製作開始、まずネットで古いカモメ付きM44Gの画像を拾ってきてあれこれ修正をかけ、サイズを縮小してから写真用紙に印刷しました。そしてそのままでは厚いので裏紙をピリーっと剥がしたうえで極薄の両面テープを貼り、それをカッターで切り取って完成です。そしてこれを今使っているM44Gに貼り付けたのが下の写真です。

インチキっちゃインチキですが、ライカの時と同じく「M44G」であることには変わり無いので良しとしましょう。そして完成したこれでレコードを聴いているうちに、学生時代に聴いていたM44Gの音を思い出してちょっと感傷的な気分になりました。ただ当時の音をハッキリと覚えているワケでは無いんで、あくまで「雰囲気に酔っている」だけです。

おまけ情報
現在シュア社はカートリッジの生産をやめているので新品のM44Gは入手困難ですが、なんと日本のレコード針メーカーである「JICO」がシュア社の承諾を得て研究を重ね、M44Gと見た目も特性も全く同じモデルを開発しました。型番は「J44D」で、シュア愛好家からの要望が多かったからというのが開発の理由だそうです。

ワリと上出来。