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THE VICINITY OF IZUMO

2021年5月19日水曜日

灯台好きの岬好き

山陰も梅雨入りですね、ここ数日の雨で3個ある雨水タンクと合併浄化槽改の雨水槽も満杯状態です。ところで3月末の日記に今年度前半の目標として書いた灯台を見に行く件ですが、梅雨が明けたらさっそく訪れてみましょう。

ワタシは昔から灯台と岬周辺のひなびた街が好きでドライブ旅行などの折に立ち寄っています。そして今まで訪れた灯台はというと、出雲日御碕灯台(出雲市)、美保関灯台(松江市)、角島灯台(山口県下関市)、蒲生田岬灯台(徳島県阿南市)、足摺岬灯台(高知県土佐清水市)、叶埼灯台(高知県土佐清水市)灯台じゃないけれど旧大浜埼潮流信号所(広島県尾道市)火の山下潮流信号所(山口県下関市)です。う~ん、好きと言うワリには大した数じゃないなあ。あと室戸岬灯台(高知県室戸市)、猫埼灯台(兵庫県豊岡市)については台風の影響や時間の都合でたどり着けませんでした。

しかし灯台の「くくり」もいろいろで、世界の灯台100選、日本の灯台50選、登れる灯台16基とかあるけれど、いずれも範囲が広すぎてコンプリートは無理そうなのばかり。そこでとりあえず県内の灯台を巡って行こうと考えています。ただ世界の灯台100選では日本の灯台が5基選ばれているのでそれぐらいは行ってみようかナ。そして5基のウチの2基はなんと出雲日御碕灯台と美保関灯台、スゴイことにいきなり2カ所達成です。

最後に地元の出雲日御碕灯台、いろいろなところで解説されているけれどワタシからも少しだけ。だいたい灯台の光色は白って感じだけれど、出雲日御碕灯台の場合は赤1本と白2本、光源の周りにはレンズと共に回るガラス製の赤白フィルターがあります。そして灯台のレンズとしては一番大きく日本に5個しかない第一等レンズが使われていますが、単体のレンズではあまりにも重くなりすぎるため複数のプリズムを組み合わせたフレネルレンズが使われています。それにしてもレンズを回すモーターは意外と小型で洗濯機並み、これはレンズの台に工夫がされていて、言うなればドーナツ状のでっかいタライにレンズが浮かんでいる状態です。要するに浮かんでいる物を回すのにはそこまでの力を必要としないってことですね。そしてタライの中に満たされているのは比重の大きい水銀。これを使うことによって3トン以上ある重いレンズを楽々と浮かべることができるんです。ただ水銀は有害なので日本の古い灯台は徐々にベアリング式に置き換わっているのが実情ですが、古い水銀槽式でも安全性はきちんと保たれています。あっ、少しと言った説明が長すぎました。m(_ _)m

ライトアップイベント時の出雲日御碕灯台。