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THE VICINITY OF IZUMO

2022年10月22日土曜日

木次線の旅

秋晴れの木曜日、カミさんと木次線に乗ってきました。以前クルマで終点の備後落合駅を訪れたことはあるけれど(その時の様子はこちら)今回は有名な3段式スイッチバックの体験がメインなのでちゃんと列車に乗ったのです。ただジモピーの利点を生かしてスイッチバック起点の出雲坂根駅までクルマで行ってそこから乗車、終点の備後落合駅から再び出雲坂根駅まで戻ってくるという行程です。

木次線に乗ったのは小学校低学年の頃家族で三井野原へスキーに行って以来、久々というより初めてと言った方がいいかもです。出雲坂根駅に着いた時には既に列車も到着していましたが乗客の多さにビックリ。満席という程では無いにしろ結構な人数で、やはり廃線のハナシも出だした今、無くなる前に乗っておこうという旅行客が殆どの様です。

出雲坂根駅から進行方向を変えて出発した列車は、程なくスノーシェルターがある地点に到着。ここで再び進行方向を変えますが、皆さんこぞってカメラやスマホで撮影しまくりです。その後列車はエンジンを唸らせ急勾配を登って行きますが、三井野大橋が一望できる地点まで来ると観光客用にゆっくり走ってくれます。ただそこは「よく線路が崩れないものだ」と思うぐらいの断崖絶壁でワタシはちょっとハラハラ、その後列車はJR西日本管内で一番標高の高い場所にある三井野原駅を経由し、終点の備後落合駅へと向かいます。

備後落合駅に着いた列車はここで折り返し、今度は木次線起点の宍道駅行きとなります。ここまで乗って来た乗客が降りた後、代わりに広島方面と岡山方面からやって来た列車の乗客がゾロゾロと乗り込んできました。その後出雲坂根駅で降りたのはワタシ達2人だけ、線路脇から走り出した列車の写真を撮っていましたが、車内で前の席に座っていた若い女性が「乗らなくていいの?」って顔でワタシ達を眺めていました。今回所要時間は往復1時間半、運賃は往復660円の短い旅でしたが心残りが一つ、それは列車の旅を楽しむために車内でのんびり「おにぎり」を食べようと持ってきたものの、あまりの乗客の多さにそれどころでは無かったこと。また乗客の少なそうな荒れた天候の日に列車に乗り、車内でキチンとおにぎりを食べようと思います。

名物のスノーシェルター。雪からポイントを守るためにあり、中には信号機もあります。

列車は出雲坂根駅で進行方向を変えるため、線路はホームの先で途切れています。

今回乗ったキハ120、急こう配をガンガン?登ります。

(おまけ)
以前スマホで撮った、出雲坂根駅を出るキハ120の動画です(音量注意) → ■■■
備後落合方面へと登っていく線路の左手にあるのは、宍道方面行きの線路です。