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THE VICINITY OF IZUMO

2022年6月8日水曜日

JG4TZJ

これ、ワタシが昔岡山でやっていた、当時の「電話級アマチュア無線技士」のコールサイン、聴き取りミスを防ぐフォネティックコードでいうと、ジュリエット・ゴルフ・フォー・タンゴ・ズル・ジュリエットです。中学生の時に同級生がやっていたこともあって(後でわかったけれどやっていたのは違法CB無線だったみたい)無線に興味を持ち、パーソナル無線を経てアマチュア無線の免許を取得したのは20代の頃。さっそくスタンダード製のハンディー機(SEKAI NO OWARIが Dragon Nightで使っているのをずっと小さくしたようなやつ、あれはマイクだけど)で無線を始めました。

その当時、映画「私をスキーに連れてって」の影響もあってアマチュア無線が大はやり、ワタシももっぱらスキー場で仲間との連絡に使っていて、普段見知らぬ人と交信することは殆どありませんでした。ただ同じ時期に免許を取った他の人たちも同様だったようで、意味も無く小豆島のレピーター(全国にある、近距離用の無線機でも遠距離通信を可能にしてくれる中継施設)を叩くので「こちらはオリーブ王国小豆島」とか「こちらは小豆島寒霞渓(かんかけい)」といった女性の声での自動音声がしょっちゅう聞こえていました。

そんな中、職場には遠距離通信が可能なHF帯の無線機で海外とも交信するOM(大ベテラン)の先輩がいてコールサインはかっこいいBOX、無線仲間からはボックスさんと呼ばれていました。その先輩はワタシにもHF帯での運用を強く勧めてくれたけれど、ワタシは何の変哲も無いうえ言いづらい自分のコールサインTZJが全く好きになれず・・・これがもうちょっとカッコイイのだったらミーハーなワタシのこと、案外HF帯での運用を始めていたかもしれません。いずれにしても今のようにスマホで手軽に連絡できるような手段が無い時代の懐かしい思い出です。

そうそう、その後実際の声ではなくトツーツート・ツートトツーツーといったモールス信号で交信を行う、当時の「電信級アマチュア無線技士」にも挑戦しましたが、実際のモールス信号を聴いて文章にするリスニング試験では開始3秒で挫折しました。


免許証がたまたま出てきたのが今日の日記の理由です。