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THE VICINITY OF IZUMO

2021年8月25日水曜日

DPー3000の修理

DP-3000はデノンが50年ほど前に発売したターンテーブルで、当時は売れに売れて注文してもなかなか届かなかったそう。そしてこの日記でのDPー3000は以下の流れです。

10年ほど前にトーンアームが無い中古のこれを安価で入手。
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トーンアームを作りかけるが、あまりにもブサイクなため製作中止。(その時の様子)
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トーンアーム製作を諦め、ほぼ新品の純正トーンアームを安価で入手し取り付けたが、起動後数十分で突然回転が狂いだすトラブルが発生。(その時の日記)
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今回の修理に至る。

で、実際の修理なんですが、今でも大切に使っている人が多いこの機種の修理方法はネットで簡単に見つかります。ただ殆どが「超高速で回る」の他に「回らない」「止まらない」カッパエビセンみたいなのばっかりで「最初はいいけど数十分後に回転が狂いだす」という故障については見当たりません。ただこの症状、トランジスタなど半導体部品が一定時間後突然制御しなくなるというのも考えにくいので多分原因は・・・電解コンデンサーだ!!これはワタシ自身の研ぎ澄まされた洞察力によって導き出された結論と言いたいところだけど、実は何となくそう感じただけです。

ひと通りのパーツは通販で買っておいたので、とりあえず電解コンデンサーから交換開始。これでダメなら今度はトランジスタって感じで攻めていきます。そして主だった電解コンデンサーを交換して回してみたら・・・1時間以上正常なので直ったみたいです。また何かトラブったら他の部品を交換していくので、今回変えた電解コンデンサーはリード線を長めに取ってすぐわかるようにしておきました。

下の写真2枚は修理中と修理完了後のもの、キャビネットは元々白木でしたが経年によって変色していたので、以前純正トーンアームを取り付けた時に併せて塗装し直しました。色はこの日記の「トーンアームを作る」に書いた「そんなもん、最後に艶消し黒で塗ってしまえばそれなりに見栄えは良くなる」のポリシーどおり艶消し黒です。



悲しい報告
昨年末からマイルームに置いていたレコードプレーヤー「マイクロDQ-5」、何故かDP-3000が直ったとたんに調子が悪くなり、うっかりコンセントに挿したまま基盤をいじっていたらパチッと音がして本当に壊れました (T-T) お気に入りなので復活に向けてあれこれ考えたいと思います。