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THE VICINITY OF IZUMO

2021年1月27日水曜日

小型セパレートステレオ その後

今日はポカポカといい陽気、ただワタシの心は昨日の冷たい雨のように冷え切っています。その理由は、突然レコードプレーヤーが壊れたから。昨年末に設置したレコード鑑賞用の小型セパレートステレオ、マイルームにある手軽さから夕食の後などにワリと聴いていて、そのうち日記にレコードに起きる「静電気」と「針の寿命」について書こうかな、なんて思っていた矢先の出来事です。

このプレーヤーは40年ほど前に大阪の電化街「日本橋」で買ったもので、クオーツの発振によって回転数を一定の速度にロックする当時としては最新鋭の物だったんですが、肝心のクオーツロックが効かなくなり、回転が上がったり下がったりで聴くに堪えません。一応修理は試みたものの、できることといえば基盤についている可変抵抗をドライバーでグリグリ回してみるぐらいで、こんなんじゃ直りっこありせん。まあモーターそのものは生きているのでコンデンサーやトランジスタを全部交換するとかクオーツを交換するなんて手もありますが、今のところはそこまでの気力も無いので寿命ということであきらめましょう。

さて今後ですが、レコードはステレオ部屋でも聴けるのでこの小型セパレートステレオを全て撤収してもいいんだけど、レコードをマイルームで聴くのが好きになってしまって。そうなると代わりのレコードプレーヤーってことになりますが、新品でも安いのはオモチャみたいだし、中古といえばやはりかなりの年月が経ったようなものが多いし・・・もうしばらく悩んでまた結果を報告します。先日アマゾンで1,800円程のどう考えても安すぎる針付きカートリッジを買ったのでこれもレポートしたかったけど、その前にプレーヤーですね。

最後にせっかくなのでレコードの紹介です。冬の夜に聴くのはやはりピアノとかが良く、ジャズではウィントン・ケリーさんやビル・エバンスさんなどを聴いていますが、小雪のちらつく日には前にも書いたデューク・ジョーダンさんのアルバム「フライト・トゥ・デンマーク」がイチオシ。特に3曲目のスタンダード「Everything Happens to Me」などはもう真っ白な雪の中に溶け込んでしまいそうな調べで、ワタシはそれを聴きながらそのままコタツの中に溶け込んでいきます。ああ、プレーヤーを何とかしてまた溶け込みたい。

「フライト・トゥ・デンマーク」、ジャケットの雪景色も素敵。