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THE VICINITY OF IZUMO

2020年10月10日土曜日

買い物袋

レジ袋が有料になってからしばらくは前にもらった大きめのレジ袋をヘビロテしていました。ただ牛乳パックとか角のあるものを入れるたびにすれて裂けてくるのでその都度レジ横のセロテープで補修していましたが、そのうち底が抜けて大惨事になる前にイオンで大きめの買い物袋を350円で買いました。ただそれに入る量はだいたい「1コスモス」ぐらいなので、万が一に備えて同じ値段のさらに大きい買い物袋を追加購入、この二つで3コスモスぐらいはいけそうです。1コスモスというのはワタシがコスモスで買う1回分の買い物のことで、なぜか金額は毎回ほぼ3,000円。そしてこのことから量の大小はあれど、1回3,000円見当の買い物を1コスモスという単位でくくっているワケです。この無意識のうちに3,000円で抑えるあたり、ワタシの買い物に対する野生のカンってやつでしょうか。

ところで最初に書いた「袋の底が抜けて大惨事」ってやつ、実際に経験したことがあります。大阪での学生時代には実の兄が東京で学生をしていたので、同じ高校出身でこれも大阪で学生だった同級生と、今は無き日産のチェリークーペに乗って遊びに行きました。着いた当日兄が「石狩鍋」を作ってくれるというので、鮭の切り身と大根やら白菜やらの野菜を大量に買い込み、それを紙の手提げ袋に入れてそのまま早慶戦で勝った早稲田の祝賀会を見に行ったんですね。

そして会場?の新宿コマ劇場前では街灯にぶらさがる者や池に飛び込む者がいたりして、そこはもう大群衆のランチキ騒ぎ。着いた早々我々も人ごみに揉まれまくりで、しまいには学ラン姿で乱入してきた国士館大学の空手部の連中が酔った勢いで我々にいいがかりをつけてきたりしてもう無茶苦茶。その時、我々が持っていた紙袋が野菜から出た水で破れ、そこら中に大根やら白菜やらをぶちまけました。そしたらあんだけ人がいたのにもかかわらず、野菜をまき散らした我々の周りだけ不思議な空間ができたんですよ。もう「あんちゃんを慕って田舎から出てきた弟」の図で、土産はもちろん実家で取れた野菜です。

この東京ツアー、2~3日で帰る予定でしたが、チェリークーペの持ち主で別行動を取っていた長崎出身のオオツカ君から「車が壊れて帰れない」という連絡が兄の下宿に入り、そのまま同級生と二人、そこで一週間ぐらいじっとしていました。そのうち兄を含めて3人とも金も食料も尽きてきたので、兄が出かけたスキに押し入れにあった最後のインスタントラーメンを2人で食べ、帰ってきた兄と大喧嘩になったというオチ付きです。

買った買い物袋はかなりの大きさ。