セガレがひょんなことから面白いクルマを手に入れたので、ワタシの運転で日御碕へ向かったのは昨年のこと、車名はホンダアコードユーロRの後期型CL7で、かなり古いクルマです。ただこのクルマのエンジンはVTEC、一定の回転数以上でこれが作動し「パ~~ン」という甲高い排気音と共にパワーが気持ちよく伸びていきます。これはターボ車とはまた違ったフィーリングで、以前VTEC搭載のシビックで楽しんでいた頃の感覚が蘇りました。
CL7は6速のマニュアルシフト、標準でMOMO製ステアリングやレカロ製バケットシートが付いています。最初ワタシのボディがこのシートに収まるかいな?ってちょっと思いましたが、脇腹の脂肪が隙間を埋めるカタチになり、まあまあのホールド感になりました。ずいぶん前にGT選手権で優勝したエッソスープラのコックピットに座ったのはいいけれど、降りようとしたら体が起こせなくなり係の人に手を引っ張ってもらったことがあったので、ついそんなことを思ってしまったのです。
ところでセガレはこのクルマに長く乗るつもりは無いらしく、いずれ良ければワタシにくれるとのこと。ただワタシ自身今乗っているターボ付きクラウンを廃車にするかどうか迷っている最中にそんなハナシをされても・・・大変魅力的ではあるんですが、まっ、断ると思います。
(参考)
VTEC(ブイテック)は「バリアブル・バルブタイミング・アンド・リフト・エレクトリック・コントロール」の略で、簡単に言うと一つのエンジンにノーマルエンジンとレーシングエンジンの両面性を持たせたもの。回転が上がると吸気系統の特性が変わり、伸びやかで爽快な走りが楽しめます。