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THE VICINITY OF IZUMO

2021年12月4日土曜日

コタツで真空管

すっかり初冬の様相ですね。今もマイルームのコタツにはまり、今年9月に頑張って直したプレーヤーDQ-5でレコードを聴いています・・・って言いたいところですが、実際はDQ-5修理中に新しく買った安いプレーヤーで聴いていて、自分でも「あ~やっぱりこうなるよな」って納得しています。だってDQ-5はマニュアル操作仕様で、曲が終わっても回転するレコードに針が乗ったままなので素早くコタツから這い出して回転を止めなければならず、その点新しく買った方はフルオートで、ボタンを一度押すだけで再生から停止まで全自動でやってくれるので慌てて止めに行く必要がありません。コタツにはまってレコードを聴きながらウッカリ寝てしまっても、曲が終われば勝手に止まってくれるので安心です。ということでDQ-5はセットで使っているレシーバーやスピーカーと共に冬の間だけ作業部屋に移し、マイルームでは新プレーヤーに合わせてお気に入りの小型スピーカーDS-B1も復活させました。


で、ここからはちょっとマニアックなハナシになりますが、レシーバーの代わりに持ってきたのが使っていなかった真空管アンプ。10年以上前にキットを組み立てたもので、プレーヤーとスピーカーの間に置きました。普通真空管アンプは決められた型式の真空管を挿しますが、このアンプは型式の異なる複数の真空管を使用可能。時々挿し替えて音の違いを楽しんでいますが、今回このアンプに使える真空管4種類の音の傾向を簡単に紹介します。

6L6GC
このアンプキットに最初から付属していたもので、この管特有の青いグロー放電がステキ。音は「まったり」



KT88
結構人気のある真空管で見た目もゴージャス。音は「かっちり」



EL34
ワタシもこれぐらいスリムな見た目になりたい。音は「すっきり」



6550
ワタシは4つの中でこれが一番好き。音は「しっとり」


以上超簡単に紹介しましたがいかがだったでしょうか?、簡単すぎて余計わからんかなあ?、でもプロのオーディオ評論家が紹介すると「音場はやや狭めだがスピード感は十分にある。音色はやや暖色系で透明感こそ少な目だが、パワフルで音に厚みがありどんなジャンルの音楽もそつなくこなす能力を持っているところが素晴らしい」てな感じになるので、それよりはわかりやすいんじゃないでしょうか?そしてそんな記事を読んだオーディオマニアは自分なりの解釈で想像を膨らませ、頭の中でその音を再現できるのです。スゴイ。

最後に番外として他に2種類ある真空管と、それを使うアンプについて紹介します。

2A3
右側の2本が2A3、このアンプも10年以上前にキットを組み立てたものです。2A3はワタシが一番好きな真空管で、音は「しっとり」


845
うちにある一番でっかい真空管で全長20センチ、ステレオ部屋にあるアンプ用です。この真空管は電気ストーブ並みに発熱するので冬季限定で使っています。音は「まったり」

このストーブ、スピーカーも鳴らせます。