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THE VICINITY OF IZUMO

2019年5月4日土曜日

潜水艦の映画2

連休中はアマゾンビデオで映画三昧。先日はTジョイで「ハンターキラー 潜航せよ」を観てきたけれど、昨日は自宅で久々にドイツ制作による大戦中の潜水艦映画「Uボート」を観ました。これは元々TVシリーズ用に6話に分けて製作開始されたものをその放映より先に映画化したもので、今回観たディレクターズカット版は上映時間3時間以上の大作です。

まあ賛否両論あるストーリーは置いといて、この映画の凄いのはそのリアル感。実際ドイツ軍同型潜水艦のセットを作って撮ったらしいけれど、出航直後の潤沢な食料に囲まれた艦内が長期間の航行で次第に荒れすさんでいく様や、それに伴ってズタボロになっていく艦長や乗組員達。もう画面を通してこちらまで臭ってきそうです。また派手な海中戦など全く無いけれど、爆雷によって海底まで沈んでしまうといったどん底状態から再び大海原へ向けて浮かび上がる時の高揚感、そしてラストの悲しくあっけない幕切れ。アメリカ映画ではいつも悪者扱いされるドイツ軍や日本軍だけど、最前線での緊張や不安、喜びや怒りなどはどこの国の軍隊でも全く同じなんだなというのがこの映画を観たワタシの率直な意見です。なんか今回はただの映画紹介になってしまったけれど最後にもうひとつ、荘厳で悲壮感漂うこの映画のテーマソングを是非聴いて欲しいです。ドキュメンタリー番組などのBGMにもたまに使われていて、多分聴いたら「あっ、これか~」って思われるハズです。

PS 同じくUボートを題材にした映画で「U-900」ってのがあります。これもドイツで制作された映画ですが「Uボート」の真逆を行く、超お間抜けドタバタコメディです。ただ艦内だけは「Uボート」のセットをそのまま使ったのかっていうぐらいかなりリアルです。

「Uボート」ネットから勝手に。