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THE VICINITY OF IZUMO

2020年7月11日土曜日

夏でもおでん

ものの数分で野菜が芯まで柔らかくなるのが面白くて圧力鍋での調理を絶賛継続中、今回はおでんを作りました。練り物などは別にしてとりあえず大根、こんにゃく、ゆで玉子、厚あげを8分ほど加圧して自然放置、見事なまでに味の染み込んだおいしいおでんが出来上がりました。コツとしては「おでんの素」を使う場合、一袋ぐらい余計に入れたほうが味がよく染みこみます。「クソ暑いこの時期に何でおでんなの?」って思われるかもしれませんが、エアコンの効いた部屋で冷たいビールとともに食べる熱々のおでんは格別です。もちろん辛子は和辛子でないとダメで、もうチューブまるまる使い切るぐらい辛子を付けて「あつ~、から~、ひえ~、うま~」って感じです。

ところで瀬戸内や太平洋側の海水浴場では海の家に普通におでんがありますね。それまで海の家でおでんを見たことが無かったもので、初めて瀬戸内の海水浴場でこれを見た時にはびっくりしました。でも海辺で飲む冷たいビールに合うし、泳いで冷えた体を温める意味でも理にかなってますね。そこでは他に金魚すくいみたいな小さな生け簀で蝦蛄(シャコ)を釣るというのもあって、山陰にはいない蝦蛄を見たのもその時が初めてです。

その時ワタクシ23才で国鉄職員。岡山へ転勤して最初の夏で、ヒマだったので日焼け目的に1人で玉野市にある渋川海水浴場へ出かけたワケです。ここは岡山で一番の海水浴場で宿泊施設や水族館もあります。そこの砂浜で折り畳みチェアを広げ焼いていましたが、実はその前日にRSKバラ園で国鉄バスの社宅の仲間と駆けっこして思いっきりこけてあちこち擦りむき、それこそ手から足から「赤チン」を塗りたくっていました。ワタシは「おでん」や「蝦蛄」を見てびっくりしましたが、ワタシの前をとおる女子とかは真っ赤なワタシを見てそれ以上にびっくりしてました。渋川海水浴場から見えるところに瀬戸大橋ができる数年前のハナシです。