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THE VICINITY OF IZUMO

2018年6月2日土曜日

アナログ再び その2

急遽前々回に続いてですが、なんとアメリカのシュア社が今年8月をもってカートリッジの生産を打ち切るとのこと。アナログレコードとかが再び脚光をあびていて、おまけに先日このことを日記に書いた矢先なのに「ええええ~なんてことだ!!もう許せない!!ヾ(`δ´;)」あっ、興奮してしまいました。<(_ _)> だって自分で針が交換できるMM型カートリッジを生産する主軸メーカーで、ワタシのオーディオ遍歴もこのメーカーのカートリッジ抜きには語れないのです。

カートリッジはレコードに刻まれた音を電気信号に変えるプレーヤーで一番大切な部分。生産打ち切りのアナウンスを受けて、同社の現行カートリッジや交換針の価格も上がってきました。幸い既に複数のシュア製カートリッジを持っているので、互換針も含めて交換針の供給が続く限り大切に使っていきたいと思います。

ついでにここで、前々回触れたワタシが所有するカートリッジ(シュア製)のハナシ。

M44G
学生時代、初めて買ったプレーヤーのために初めて買ったカートリッジ。今使っているのは5年ほど前に買った二代目です。図太くメリハリのある音でワタシの中での名器。見た目もごつくてどんなジャンク盤でもかかってこいといった頼もしさがあります。互換針が安価で手に入るのでメインで使っていますがこれに初めて出会ってからほぼ40年、これに始まってこれに終わりそうです。

M95HE
学生時代に無理して買った物でシュアの中では割と繊細な音。実は数年前のこと、新たに購入した新品の針を物に引っ掛けてブギッて折ってしまい、我ながらあまりのバカさ加減に悶絶しました。現在は交換針が高くて失業中。

V15  TYPEⅢ
迫力と煌びやかさも兼ね備える世界的な銘器。ただ交換針が高いので、たま~に聴く程度。

ME97HE
明るい音でオールマイティーに使えるやつ。現在交換針が見つからず長期失業中

ワタクシ根がケチいもので、学生時代は針の摩耗を避けるためにレコードを買うと速攻でカセットに録音して普段はそれのみって感じでした。(まあ当時の貧乏学生は殆どがこの手法)そしてこのケチい精神は今でも立派に引きずっていて、聴くといっても休日に一枚かせいぜい二枚、そうジャンジャンレコードをかけたりはしません。先日「あっ、いいこと思いついた」とばかりに「レコードは回すけれど針は浮かせたままにしていつものネットワークオーディオを聴き、レコードを聴いている気分に浸る」っていうのをやってみたけれど、なんだか虚しくなってヤメにしました。やっぱり「いいこと思いついた」の「いいこと」にはロクなものがありません。

見た目ギンギラのV15 TYPEⅢ