行かれた方はわかると思うけれど、ここのかずら橋は太いワイヤーのつり橋にうまくかずらが巻きつけてあるだけなので強度的には大丈夫ですが問題なのはその足元で、隙間からはるか下の谷底が見える細い板と板の間をまたいで行かねばならず、それだけでもう縮みあがってしまいます。元々山育ちのカミサンはヒョイヒョイと渡っていきますが、都会育ちのワタシは(ここはウソ)足がすくんでしまって前へ進めません。ただ「橋代の550円を払っているので渡らなければ勿体ない」というそのケチな考えだけが原動力になり、知らないバアサマと励ましあいながらなんとか渡り切りました。しかしもう横のかずらにしがみつく手だけが先に行って足が進まないので完全なへっぴり腰で情けない限りだけれど、だって皆さん、私の体重で板が折れてズボッて足が下に突き抜け、その衝撃でもう一枚板が折れたら完全に谷底にまっさかさまですよ!祖谷(イヤ)だけにもうイヤって感じです。
震えながら決死の撮影。 |