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THE VICINITY OF IZUMO

2019年7月21日日曜日

爆速パソコン1

またまたキカイ系のハナシで恐縮ですが、今回はヤフオクで落札した中古パソコンに手を加えて爆速マシンにしたハナシ。特設コーナーも考えましたがたいした内容でも無いのでここ(日記)で紹介します。ちょっと長文ですが、こういうことに興味のある方はどうぞご覧下さい。画像も少しだけ大き目にしました。

そもそもは今自宅でメインに使っているノートパソコンの動作が重すぎるのが問題。リカバリーしてもしばらくするとまた激重に、重いのはワタシの体重だけで十分です。ただもともとの性能が低いのでHDD(ハードディスクドライブ)をSSD(ソリッドステートドライブ)に換装してもあまり速さに期待はできないし、他にもモバイル用と先日SSDに換装したフライトシミュレータ用のパソコンもあるけれど普段使いにはいささか向いていないのです。とはいっても新品のパソコンをポンポン買えるワケでも無いので、速いCPUを積んだ中古のパソコンをヤフオクで探すことにしました。

そして見つけたのがショップからの出品でタッチパッド不良という訳あり品、値引き設定もあったので500円だけ「まけて」もらい即決しました。数日後に届いたのをみるとヤフオクでの画像と違ってまあキタナイ、こりゃゴミをつかまされたと焦りましたが丁寧に汚れを拭き取ってみるとキズも殆ど無く結構キレイでキーボードのテカリや文字消えもありません。タッチパッドは確かに動きが怪しいけれどマウスしか使わないので全然問題無し、ただショップなのに何で発送前に綺麗にしないんだろうかって思います。まあいい加減に掃除して逆に傷とか入れられるよりはマシかも、それでも説明どおり黒くてちっこい綺麗なマウスは付いてきました。でもこのマウスは使わない。



今まで持ったことのないカラーリングということで選んだのは赤、たまたま赤いマウスを持っているというのも理由のひとつです。ただこんなのジョイフルに持って行ったらそら目立ちますワ。


それではネットで調べたこのパソコンの内訳を。数年前に発売されたこれは富士通のフラッグシップモデルで当時の定価は15万円、OSはウインドウズ7でディスプレイは15.6インチ、そして肝心のCPUはというとなんとインテルの「コアi5」。最新世代では無いにせよi5はi5、現在ワタシの所有する中では一番速いCPUです。関係ないけどセガレのノートパソコンは「コアi7」なんて贅沢な・・。その他メインメモリーは4ギガ搭載・・のハズが届いたやつは2ギガ搭載、そういやあヤフオクの商品説明で「1,000円追加で4ギガにします」って書いてあったよなあ。もともと2枚積んであるメインメモリーを1枚抜いて追加の設定にするなんて、中古パソコン屋ってなんて狡猾な商売をするんだって思いますワ。あとUSB3.0にHDMI、カードリーダー、DVDマルチドライブ、Wifi対応と当時のフル装備です。




さっそく電源を入れると普通に起動しました。ディスプレイもムラなどなく綺麗です。ただHDDのうえにメインメモリーも2ギガしか無いので遅いこと遅いこと、何がi5だよって感じです。一応工場出荷状態に戻してあったのですがメインメモリーも追加したいためリカバリー領域から64ビット版のウィンドウズ7を再インストールしました。その後SSD導入のためリカバリーディスクを作ろうとしましたが、ここは小梅太夫風に「な~ぜ~か~途~中で~止まってしま~って~、DVDを~6枚ぐらいムダに~しま~した~、チクショ~」ということで作成を断念。

さて、ここから「無駄遣い爆速化計画」のスタート、といってもやることは2つだけで、アマゾンで240ギガのSSDとメモリー2枚セット8ギガ分を「えいっ」(この「えいっ」は購入ボタンをクリックする時の気合いです)と購入。これら両方合わせて6,000円ちょっとで、ついにパソコン本体の落札価格を上回ってしまいましたがこれは想定内です。ただリカバリーディスクが作れなかったのでSSD化できないじゃないかってことになりますがあきらめるのはまだ早い、そしてやったのがこれだっ!


ジャ~ン!!砂漠に雪が降ろうが北極にヤシの木が生えようがHDDなどの中身を完全にコピーしてくれるストレージクローン化マシン、その名も「デュプリケーター」。これもアマゾンで3,300円ほどで、ついに追加費用が大台に乗りました。まあこのマシンは今後もいろいろと使えるのであくまで「投資」って自分に言い聞かせます。


そして全てのセッティングが終わり再び起動すると「ウインドウズを起動しています」画面から初期画面でWifiが繋がるまで13秒ちょうど、ホントこの爆速はクセになりますね。ウインドウズ95とかの時代で初期画面が落ち着くまで2~3分ぐらいかかっていた頃を思うと雲泥の差です。そういやスイッチONでパッと点くワープロ専用機全盛の頃にパソコンを買った人の中には「起動がこんなんならパソコンなんか買わな良かったワ」って人がいました。

ところで、ここまでやっていろいろと問題も発覚。一つ目は、ディスプレイとキーボードの間に並んでいるゴージャスなショートカットボタンが全く機能しない。そして二つ目は、起動してすぐに冷却ファンが回り出しますがこの回転が尋常じゃ無い、最初は「さすがi5、速いだけあって発熱も凄いんだな」って思ってましたが、ネットに接続しただけで「フィ~~~ン」って最高速度で狂ったように回ります。もうパソコンの爆速はいいけれど冷却ファンの爆速は大問題で、これじゃうるさくてまともに使えません。ってことで問題をはらんだまま今回はここまで、次回はこのパソコンを修理のため分解したハナシを書きたいと思います。