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THE VICINITY OF IZUMO

2018年9月1日土曜日

西表島

5月6日の日記でちょこっと触れ「また別の機会に書きます」といっていた西表島。今回はその、昔行ったことのある西表島(いりおもてじま)の、それもただの思い出バナシを書きますのでヒマがあれば興味があればご覧ください。

西表島は石垣島から「港から外海に出た途端、狂ったようにぶっ飛ばす」高速船で1時間弱、ほとんどの客が船酔いで青くなったところで到着します。港からは島内遊覧の観光バスに乗りますが、運転席の横にマングローブの鉢植えを飾ったずいぶんとクラシックなバスで、それはそれでのんびりとした南の島の風情。満席のお客さんを乗せ出発したボロバスは、アロハシャツを着た30代の運転手さんが片手でマイク、片手でハンドルを握り結構険しい山道を攻めていくのでなかなかのスリルです。

以下運転手兼ガイドさんのトーク

道を歩いている子供を見かけると
「この島ではNHKしか映らないので、どの子も賢そうな顔をしていま~す」

ここらでよく見るコンクリート造りの平屋の家について
「島民はいつかは2階を増築と夢見ながら生涯を1階で終わっていきま~す」

突然
「この先の橋の欄干に天然記念物のカンムリワシが・・」、ザザッと乗客全員がその方向をガン見、「とまっていたことがありま~す」全員ガクッ。

突然
「このカーブの先に天然記念物のイリオモテヤマネコが・・」ザザッと乗客全員がその方向をガン見、「歩いていたことがありま~す」全員ガクッ。

海岸で星の砂を拾っているとやってきて
「星の砂とは虫の死骸なんで、皆さんせっせと死骸を拾っているんですよ~」

といった調子で最初から最後まで楽しませてくれました。

まあ特にこれ以上盛り上がることも無いのでこの辺にしておきますが、同じ日本でありながらもう一生行くことは無いだろう素敵な西表島のハナシでした。

最後にエピソードを三つ

月ヶ浜で話しかけてきたフランクなおじさんに写真を撮ってもらったりしたが、実は当時TVでバンバンCMを流していたヤマハリゾート「はいむるぶし」の社長さんだった。

西表島ツアーに先立ち、石垣島で泊まったホテルの朝食バイキングから食糧として持ち出したゆで玉子のハズが実は生玉子で、ツアー中カミさんのバッグの中で6個全部が割れケンカになった。

石垣島で泊まったホテル「ヴィラ・フサキ・リゾート」で、その後当時話題となった「トリカブト殺人事件」が起こった。

                             以上です。

「はいむるぶし」のある小浜島。ネットから勝手に。