既にオワコンなのは承知していますが今回またまたエアコンのハナシ。ちょっと困っていろいろ考えたってだけの内容でおまけにまずまずの長文ですが「もうエアコンのハナシは要らない」とかおっしゃらずにお付き合いください。
前回の日記に書いたとおり、今までリビングを本拠地にしていたカミさんが自分の部屋に居るようになったけれどそこのエアコンはハイセンス、以前室内機からのガス漏れのため新品に交換してもらったやつです。この部屋では殆ど使ってなかったんですがいざ冷房をかけてみると「湿度戻り」が激しい、今まで各部屋のエアコンを使ってきましたが湿度戻りを意識したのはこれが初めてです。そこでハイセンスをストックしてあった富士通ノクリアにDIYで交換しました。ノクリアは設定温度に達すると室外機が止まる「サーモオフ」時に送風も止められるので湿度戻りも抑えられるハズ、現在我が家の家計はカミさんによって支えられているので何としてでも快適に過ごしてもらいたいのです。
ところでそのノクリア、設定温度に近づくと消費電力120Wぐらいの超低速運転に移行します。ただそれだと部屋と室内機内にある熱交換器との温度差が小さくなるので除湿能力が落ち、50%台だった湿度が60%台後半に。ハイセンスの湿度戻りほどでは無いにしろ、マイルームと比べて体感的なカラッと感がかなり違います。また何%とかいう湿度についてですが、これは「相対湿度」のこと。相対湿度は室温の変化によって変動するのでイマイチ本当のところがわかりません。そこで温度変化の影響を受けない「絶対湿度」を表示できる湿度計を買ってカミさん部屋とマイルームとを比較してみたところ、やはりハッキリとした差がありました。
その原因とし考えられるのは・・・
エアコン特性の違い
ノクリアは設定温度に近づくとすぐに超低速運転に移行し、設定温度を正確にキープする。マイルームの霧ヶ峰は設定温度に達してもかなりの時間中~低速運転を継続するのでそれに伴って除湿も続き、結果的にそれがノクリアとの差につながると思う。ただ室温は設定温度より低くなってしまう。
環境などの違い
マイルームは2階の南向きでカミさん部屋は1階の西向き。そして部屋に対してのエアコンの向きがマイルームは短手方向、カミさん部屋は長手方向。また7.5畳の部屋に対して霧ヶ峰は6畳用でノクリアは10畳用。これらのことも関係ありそうな気がする。
身体特性の違い
カミさんは体に直接風が当たるのがあまり好きではないので部屋に扇風機は無く、ワタシはマイルームで扇風機を併用、この直接風の有り無しが体感的な湿度(涼しさ)に大きく影響していると思う。除湿モードにすれば湿度は下がるがウチのエアコンはすべて弱冷房除湿、室温がジワジワ下がっていくのでカミさんはこれを使わない。
といったところでしょうか。まあいろいろ考えても他にこれといった解決策も無いうえ、そもそもカミさんは少々湿度が高くても全く気にならないと言うので後は好きなようにしてもらいましょう。ただあまりにも蒸し蒸しする時には室温が下がりにくいノクリアの「ひかえめ除湿」を使うよう薦めておきました。しかし考えてみると暑がりなワタシに霧ヶ峰、寒がりなカミさんにノクリアというのは結構ベストな組み合わせかも、またある程度湿度が高いぐらいの方が今更ですが美容の面から見ても良いのかもしれません。
新たに取り付けたノクリア、上に書いたように少々湿度が高くてもカミさんは全然気にしません。ワタシがこだわり過ぎるのか・・・
これは元々取り付けていたハイセンス、カミさん部屋での本格稼働は一週間程度でした。
カミさん部屋に置いた絶対湿度計。本当の湿度(乾燥具合)が一目でわかるので、冬場のインフルエンザ対策にも有効です。
ここからは余談ですが、インバーターエアコンが設定温度に達すると超低速運転に移行するというのは至極真っ当な動きなんだけど、ある程度湿度が上昇するのは避けられないところ。空調界の名門である「ダイキン」もそれがわかっていて、昔からその部分については精力的に取り組んできたようです。そしてその結果生まれたのが「プレミアム冷房」、設定温度に達した後はそれ以上室温を下げずに極力湿度の上昇を抑えるそうで、それ以外にも各社がやっている再熱除湿っていうのがありますね。ただこれらが付いた機種はやはり高額で、同じ6畳用でも大体2~3エアコン(これは6畳用を基準としたワタシ独自の単位で、1エアコンがだいたい45,000円程度)ぐらいします。
またダイキンはエアコンが除湿してくれない時の対策も提示していて、
・窓を閉める、換気扇を止める
・室温より設定温度を下げる
・風量を弱くする
・サーモオフ時の送風を止める
それでもダメなら
・部屋を閉め切る
・設定温度を18℃~20℃まで下げて20~30分間運転する
・エアコンを止めて元の室温になるまで待つ(湿度計の相対湿度表示の関係)
・除湿運転をする
・以上でダメなら不具合の可能性
と、大手空調メーカーながらワタシが考え付いたようなレベルの対策で嬉しくなりました。
ということで今回はここまで、今後これ以上エアコンのハナシはしませんのでご安心ください。とは言っても今年の冬はエアコンと石油ファンヒーターのハイブリッド暖房を予定しているので、寒くなってきたらまたエアコン暖房がどうのこうのってグチり出しそうです。
最後にカミさんが本拠地をリビングから自分の部屋に変えた件について「たった一人だけのために自分の部屋より広いリビングを冷やすのは勿体ない」などともっともらしいことを言ってますが、実際はカミさんがリビングで観ているテレビ番組について、ワタシが通りすがりにいつもあれこれ難癖をつけるのがウザかったんだと思います。多分。
1年3ヶ月ぶりにストックヤードに舞い戻ってきたハイセンスの室外機、
と、室内機。ただし箱はパナソニック。