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THE VICINITY OF IZUMO

2025年5月16日金曜日

選んだルート

日中だんだんと暑くなってきましたね。ゴールデンウイークも終わった今、本格的な夏に向かって気温も上昇中です。

そして今年のゴールデンウイーク、といっても普段と何も変わらないワタシの場合特にすることもなく、やったといえばBSテレ東の再放送25回分を録りためた「ローカル路線バス・乗り継ぎの旅」をCMカットしてブルーレイ3枚に収めたぐらい。この番組はご存じ元アイドルの太川陽介さんと漫画家の蛭子能収さん、そして毎回変わるマドンナの3人で目的地まで路線バスのみで移動するという結構過酷な内容、ワタシ映画にしてもテレビ番組にしてもこういったロードムービー的な物が結構好みなのです。乗り継ぎの旅はDVDで販売されていますが結構高額です。

そういえば先月末、2つあるルートのうちのどちらかを選ぶという乗り継ぎの旅と似たような状況が、それはカミさんと広島方面へ写真撮影を兼ねてドライブに行った時のことです。最初に向かったのは呉ポートピアパーク、30数年前の広島在住の頃に行った呉ポートピアランドの跡地にある公園です。着いたのは平日の夕方で人影もまばらでしたが1時間ほど滞在、その後2番目の目的地である尾道に向かいました。そう、夜の尾道を撮りたくてワザと自宅からの出発を遅らせたのです。

さっそくナビでルート検索、山を突っ切るルートと海沿いを行くルートがありましたが、カミさんが迷わず言い放った「そりゃやっぱり海でしょ」の一声で海沿いルートに決定しました。が、しかし、海沿いルートは山ルートに比べてかなりの遠回りになるんです。おまけに出発してすぐ通勤時間帯の呉市内で大渋滞に巻き込まれ、やっと抜けた先は延々とつながる田舎道。おまけに広島と言えど結構皆さんスローペースでそのうち日も暮れあたりは真っ暗、海など全く見えなくなりました。

ワタシ「あ~こんなことなら山を行けばよかった~」って3回ぐらいボヤきましたが、その後ナビの誘導で三原と尾道を結ぶ素敵なバイパスに乗り、最後の10キロぐらいを一気に移動できました。ただそれでも道中どんどん時間が延びた関係で尾道到着は予定より1時間以上遅い21時半、アーケード街もほとんど閉まっていて狙った写真もあまり撮れませんでした。でもねえ、人間って不思議なもので、あんだけブーブー言いながら走った海沿いルートだけど、後になってみるとあれはあれで旅情あふれる良いルートだったのかなって思えたりします。ただその余裕は最後のバイパスあってのものですけどね。

尾道の夜景、ライトアップされたクレーンが素敵でした。