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THE VICINITY OF IZUMO

2024年4月23日火曜日

デボネアの思い出(トラブル編)

先月30日の日記にちょこっと書いた三菱デボネアを買った件、探してもらうよう島根三菱自動車の営業さんにお願いしていたんですが、意外と早く「いいのがあった」って知らせが実家に届きました。年末に帰省した際実車を見に松江まで出向きましたが、元社長車ゆえに状態も良く、価格も思ったより随分安かったので即決しました。そして間もなく迎えた春休みの帰省時、お願いしていた営業さんが「周りがみんな欲しがっとったよ!!」なんて自信満々にデボネアを届けてくれました。

(一度目)
ワタシ嬉しくてさっそく乗り回していましたが、走行中に突然エンジンが止まるトラブルが発生。「エッ?!」ってなったけれどすぐ再始動できたのでホッとしました。ただここからが不幸の始まりで・・・

(二度目)
その後再びエンジン停止。保証期間内だったので島根三菱の出雲営業所に連絡し、取りに来てもらいました。

(三度目)
しっかり調べたけれど特に悪い所は無く、一応無償で(あたり前だけど)燃料フィルターを替えたとのことでしたが、数日後再びエンジンが止まり、また取りに来てもらいました。

(四度目)
「直ったので持って行く」と連絡がありましたが、その後再び連絡があり「またエンジンが止まったのでもうちょっと待ってくれ」とのこと。大阪へ帰る日がだんだんと近づいてきます。

(五度目)
ついに燃料ポンプを追加したとのこと。何でも航空便で取り寄せたそうで、車体後部にあるオリジナルの電磁式ポンプにエンジン直結のメカポンプが追加してあり、現代のチューニングエンジン並みの魔改造ぶりです。工場長さんと営業さんが持ってきてくれ、実家の庭先で深々と頭を下げられました。そして2人揃って言われるのは「今度は絶対に大丈夫ですっ!! ( ・`ω・´) キッパリ」

その日の夕方同期の友人と2人で大阪へ向けて出発しましたが、午後8時頃お隣鳥取県は「大山」のふもとで再びエンジンが止まり、公衆電話で営業さんに助けを求めたところ今から向かうとのこと。数時間後に工場長さん、営業さん、整備士さんの3人で到着され、ワタシと同級生はそれぞれの実家まで送ってもらいました。営業さん曰く「工場長はデボネアが直った祝いに一杯やっていたけど、それでも連れてきたわね」って、そんな気の毒に・・・

(修理完了の日)
結局エンジンが止まる原因は燃料系統に異物が入り込み、それが時々配管を塞いでいたとのこと、たまに止まるのはそういうワケでした。そして追加のメカポンプはちゃっかり外された愛車デボネアが実家まで届けられましたが、今度は工場長さんと営業さんだけでは無く出雲営業所で受付をしていた同級生で美人の「あっちゃん」まで。3人揃って「この度は大変申し訳ありませんでした!!」って頭を下げらました。しかし島根三菱自動車(株)出雲営業所も謝罪にキレイどころまで連れてくるなんて、もう男心を知り尽くした心憎い対応です。

ということでその後はエンジンが止まることも無く快調に走ってくれましたが、ワタシ当分このことがトラウマになり、エンジンの軽い息つきなど出ようもんならこっちまで「ウッ!」と息つきしそうでした。そして今、たまに「あっちゃん」と出会い挨拶を交わすことがあるけれど、彼女はもうあの時のことなど忘れてるんだろうなあ・・・なんせ40年以上前のことなので。

また機会があれば、デボネアの思い出(エピソード編)も書きますね。


懐かしいので大判写真で、岡山時代に神庭の滝で撮りました。