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THE VICINITY OF IZUMO

2025年7月4日金曜日

前に観た映画

しかし暑い毎日、雨も全然降りませんね。ただ出雲の水がめ「尾原ダム」の貯水率はまだ77パーセントほどあるようなので、水不足についてはもうしばらく大丈夫そうですが。

で、今回はダラダラとした映画のハナシ、よろしければお付き合いください。最近の暑さの中なかなか外出するのもままならないので、前に観たことがある映画をアマゾンプライムビデオで再び観るというのをやっています。特にジャンルはこだわらず「K-19」やら「ブラッド・ダイヤモンド」やら「ニュー・シネマ・パラダイス」やら「天使のくれた時間」やら「ジョーブラックをよろしく」やら、果ては「Mr.BOO」までいろいろです。

そしてそれらの中、作中の名台詞として好きなのはハリソン・フォードさん主演、強力わかもとやTDKの看板でお馴染みの「ブレードランナー」。他の惑星から脱走して地球へ来たが間もなく寿命が尽きるレプリカントが土砂降りの雨の中、それらを抹殺するのが任務であるブレードランナーの前で語る台詞です。既にあちこちで紹介されているのでその全てを書くと「おまえたち人間には信じられないようなものをおれは見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦、タンホイザー・ゲートの暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」というやつ。人間によって作り出され、兵士や奴隷として使われてきたレプリカントの悲しみや寂しさ辛さが感じられてなんだか切なくなります。

ここからちょっとハナシは変わりますがその他観たかった映画としては、スティーブン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国」。第二次大戦中に日本軍が迫りくる中国の上海で、高級居住区を追われたうえに両親ともはぐれ、捕虜になりながらもたくましく生き抜いて両親とも再会するイギリスの少年を描いた作品です。捕虜収容所の軍曹として出ているまだ四十前の伊武雅刀さんもなかなかの演技でワタシの心に残る映画ベスト10のひとつ、ただこれはレンタルの扱いになってました。

まあ一度観れば気が済むのでレンタルでもいいかなと考えたけれど念のためアマゾンショッピングで見ると、何とこれのブルーレイが驚きの1,320円。それもデジタルリマスターの高画質で、本編の他にメイキング映像と特典映像が付いた2枚組なのです。ワタシ過去にこの映画が気に入ってレーザーディスクまで買ったけれど、当時ディスク1枚の値段は7~8千円、物によっては1万円近くしてたんじゃないかなあ、おまけにこの映画のメイキング映像ディスクは確か別売でした。

最近では日本中が物価高の波にのまれて消費者の不満もたまる一方ですが、逆にこういったメディアや家電などは昔に比べてかなり安くなっています。そしてそれらの恩恵を受けながらも終わりのない物価高騰にさらされる日々、なかなか複雑な世の中になった気がします。

「太陽の帝国」で零戦に憧れる主人公の敬礼に応える搭乗員、ワタシの好きなシーンです。
しかし昔買ったレーザーディスクプレーヤーと数々のソフト、どこへ行っちゃったんだろう。