もう過去に散々コスリ倒したネタですが、この冬の暖房についてまとめておきます。長文なのとワタシ自身の独断と偏見も結構入っていますので「あ~そうかい」程度にお付き合いください。
(エアコン暖房をやめ、石油ファンヒーターのみにした理由)
速暖性に欠ける
石油ファンヒーターから素早く、また止まることなく吹き出す直火の超熱風、エアコンがいくら頑張っても真似は出来ません。
電気代がかかる
特に昨今の高すぎる電気代、一般的に冷房の場合は外気温との差が10℃までいきませんが、暖房の場合は温度差が15℃以上のことが多く、特に電力消費が多いのです。灯油も昔に比べたらずいぶん高くはなりましたが、今月時点では昨年の2月よりも安くなっています。
無理している感じが気の毒
室外機が発する起動直後の爆音、そしてマイルームの霧ヶ峰は特に音が大きいことが判明しました。一生懸命予熱を行っているその音を聞くと、なんか気の毒になってしまいます。
(今まで使っていたダイニチ製の石油ファンヒーターからコロナ製に変えた理由)
ダイニチ信者の方やダイニチをメインで使っておられる方には申し訳ないのですが、変えたのは以下の理由からです。比較は共にフラッグシップモデルで行っています。
臭いが少ない
これが変えた一番の理由です。コロナよりダイニチの方が臭いが少ないと言われていますが、それは点火・消火時に限ったハナシであり、燃焼中はダイニチの方が臭います。広い部屋ならともかく7.5畳のマイルームで長時間使うとダイニチの方はかなり臭いがこもりますが、コロナの方はそこまで気になりません。灯油を燃やす以上無臭とはいきませんが、差は歴然としています。
燃費が良い
燃焼方式の違いから(ダイニチはブンゼン式、コロナはポンプ噴霧式)コロナは小さい火力での燃焼が得意、トロ火でいい感じに室温をキープしてくれます。マイルームの10畳用モデル、カタログによると7.2リットルタンク満タン状態で最長126時間も連続燃焼できるようです。
消費電力が少ない
点火時はコロナの方が電気を食うものの、着火後はダイニチの「62~129W」に対してコロナは「4~9.5W」、この差は大きいです。
静か
これも燃焼方式の違いによるものですが、ダイニチは最小火力でも連続して「シュー」っていう音、また点火・消火時には「ガンッ!」っていうソレノイドの作動音がします。コロナは全体的に静かで、最小火力にシフトするとほぼ無音です。
デザイン
これは好みにもよりますが、ダイニチのフラッグシップモデルは安定感はあるけれどやや演歌調?のデザインで、特にブラウンモデルはだだっ広い和室に置くと似合いそう。コロナはスクエアでスタイリッシュなデザインで、どちらかというと洋室に似合いそうです。
以上がこの冬の暖房についてのまとめです。暖房については、来シーズン以降もよほどのことが無い限りコロナ一択で行くと思います。
(おまけ2つ)
空気の汚れ
屋内で直火を連続使用するとなると気になるのは空気の汚れ、特に不完全燃焼時に発生する致死性を持った一酸化炭素には注意が必要です。石油ファンヒーターは複数のセンサーで不完全燃焼をを見張っていますが、ワタシはそのうえ警報も出してくれる一酸化炭素チェッカーを置いています。ただ朝から晩まで石油ファンヒーターを使っていてもチェッカーの表示は「0ppm」から変わらず、心配する程でも無いようです。ちなみにppm(パーツ・パー・ミリオン)は百万分の一のこと。1ppmとはある容積の中に物体が0.000001(0.0001%)だけ含まれているということで、ガソリン車の排ガス基準でも使われている単位です。
石油ストーブ
昔からある石油ストーブ、電気が要らない事から災害時の暖房や雪中キャンプのブームもあって人気が高まっています。現在自宅ではステレオ部屋でアラジンのブルーフレームを使っていますがこれが秀逸、適正な炎に調整すると臭いも殆ど無く、昔「暮らしの手帖」で絶賛されただけのことはあります。ただ暑いからといって芯を下げて火力を絞ると途端に臭いが発生、この細かい室温調整が効かないところが石油ストーブの弱点です。この点からしてもトロ火を安定的に燃やすことができるコロナの石油ファンヒーターは優秀と言えます。ガソリンエンジンもアイドリング状態(トロ火)の時が一番調子良さそうに思えますが、実はこの時の燃焼状態は極めて不安定。ある程度回転が高い方が空気の入れ替わりがスムーズに行われ、安定的に燃焼してくれます。
ステレオ部屋で活躍中の、アラジン・ブルーフレーム